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徳川家のおてんば姫95歳で作家になる

2018年の6月、1人の作家「井手久美子さん」が95歳でデビューした。



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大正11(1922)年生まれだ久美子さんは、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜

の孫であり、自身の波乱万丈な人生をつづった自伝だ。


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(左端が久美子さん)
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今年6月に本が発売された直後に体調を崩され、

今年の7月に亡くなられてしまった(享年95歳)




以下は、長く一緒に暮らしたご子息の井手純さんから

ライターの村田 らむ氏が聞いた話だ

久美子さんが最後に純さんと住まわれていたのは、

千葉県にある団地だった。

ここに行くまでは紆余曲折があり、まさに波乱万丈な御姫様だった。

きれいに片付いている部屋だったが、それでもいわゆる団地の部屋で、

今夏までクーラーもついていなかったという。

今年の夏は特に暑かった、

今時クーラーのない生活だったとは、やっと夏にクーラーがついた。

生誕地の徳川慶喜邸は

1300坪という信じられないほど広いお屋敷で屋敷内では、つねに50人ほど

の使用人が働いていたという。

着替えから何からすべて侍女がやってくれる結婚するまでお店で買い物をしたことがなかった、テニスに夢中になったので庭にコートを作ってもらったなど、市民と違う世界だ。

まさに“お姫様”だね(@_@)

おてんば談を挙げれば
「母は小さい頃は真っ黒に日焼けして石垣を駆け上ったり、木登りをしていたり・・よく『大将軍のお孫様が……』と小言を言われていたらしいですよ」、バレーボールをしていてひどい突き指で骨折してしまった話や、漁師の「八つぁん」に遠泳を教わって沖のほうまで泳いでいった揚げ句、カツオノエボシ(毒を持つクラゲ)に刺されて熱を出した話など」

とてもお姫様とは思えないおてんば姫だね。

そんな久美子さんだったが、

最初の御主人が戦死し、再婚相手が軍医だったので

看護師の資格は持っていなかったが、

ほとんど看護師のようなことをしていたという。

お姫様生活とはまるで違う、修羅の世界で生きることができたのだろうか?

「おふくろも最初こそ衝撃だったけど、あっと言う間に慣れました。順応するのが高い人なんですね。もともと、面倒を見られるより、面倒を見るほうが好きって人でした。」と語っているがよく適応できたものよと感心させられる。

汗水流して稼いだ金じゃないから

そんな平成15(2003)年、姉である高松宮妃殿下が亡くなった。久美子さんの元には6億円の遺産が入った。借金を返しても、一生お金には困らない額が残る。

ところが、詐欺にあってしまった。

でも、訴えるのは難しかった。

お金が無くなり、仕方なく、都内の都営住宅に移ったが、

そこも家賃を払いきれず追い出された。

そしてなんとか安い物件を探し、現在の団地に引っ越してきた。

おふくろは『最初からなかったものと思えばいいじゃない』って言ってくれて……

6億円の遺産があっという間にすっ飛んだ(-_-;)

金の臭いをかぎつけた輩にむさぼり取られてしまったわけだ(-_-;)

でも、久美子さんはめげない!


(生前に出版されてよかったぁー(^_-)-☆)

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団地で行われた敬老の日の趣味の展示会では、書を出品した。

久美子さんの書く有栖川流の書はすばらしく、みんなを仰天させたという。

「どういう人なんだ?」と聞かれ、

「実は慶喜の孫なんだ」

と言うと、皆驚いた。

それでも久美子さんは一切偉ぶらず、近隣住人皆に愛されたという。

偉ぶらず、どの環境にいても自分を見失わず

強々とたくましく生きて行く久美子さん(^_-)-☆

過去の栄光なんて関係ない、こんな生き方なかなかできないよう(@_@)

会話の流れで、たまには第六天に住んでいたことを思い出すこともあった

が、「あの頃は、なんだか夢みたいな話よね」

とひとごとのように語っていたという。

「母は元気でしたね。車の運転は84歳までしてましたし、テニスは86歳までしてました。そして10年前から出版社さんから話をいただいて、自伝を書き始めました(当初は東京キララ社ではない出版社から話が来ていた)」

本を書き始めてからは十数回入院したという。大腿骨や背骨を骨折したこともあった。90歳を超えて、さすがに車いすを手放せなくなっていた。


年を取ると退職した会社の役職や名誉にこだわる人達がいるけど、

久美子さんは、なすがままに自分を受け入れて晩年まで送った(^_-)-☆

こんな生き方が出来たら最高だね(^_-)-☆

久美子さんは亡くなられてしまわれたが

この本を通して生き方を教えてくれたような気がする。

「くよくよしてないで前を向いて生きて行けば大丈夫よ」と!






by wkxpn725 | 2018-12-13 15:00 | Comments(2)
Commented at 2018-12-13 17:58
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by wkxpn725 at 2018-12-14 09:01
> ars_makiさん
青天の霹靂の人生なのに愚痴らない、愚痴の心もないと言ったほうが本当だね。あるがままを受け入れて前に進む、何て生命力の強い人か(^_-)-☆心も綺麗だね(^_-)-☆そん女装子らのすぐ切れる芸人や一般人と大違いだ!